自分のパソコンに合うOBSを入れる
OBS Studioは無料の配信・録画ソフトです。公式ページで、使っているOSを選んでダウンロードします。
OBS OFFICIAL DOWNLOADOBS Studioを公式サイトからダウンロードWindows・macOS・Linux↗「Windows」を選び、通常はインストーラーを実行します。
IntelまたはApple Siliconを確認し、対応するファイルを選びます。
公式ページのFlatpakまたはUbuntu向け手順を確認します。
- OBS公式ダウンロードページを開く
アドレスが「obsproject.com」か確認します。
- 自分のOSを選ぶ
表示された案内に沿ってインストールします。
- OBS Studioを起動する
最初は配信サイトへ接続せず、画面と音を作ります。
「シーン」と「ソース」だけ覚える
ソースは画面を作る材料です。複数のソース、その並び順、位置、表示状態、取り込み対象を一つの名前でまとめて保持する画面セットが「シーン」です。
シーン=名前付きの完成画面
複数のソースと設定を、用途が分かる名前でまとめます。作った内容はOBSに保持されます。
ソース=画面の材料
カメラ、ゲーム、画像、文字、コメント欄などを一つずつ追加します。

シーンを選ぶだけで、画面全体が切り替わる
シーン名をクリックすると、そのシーンにまとめたソースの並び、キャプチャしている画面、用意した画像、文字の表示状態へ一度に切り替わります。
会話が見やすい配置を用意します。
取り込むゲームや画面配置をゲームごとに準備します。
トイレや飲み物を取りに行く間、用意した画像だけを表示します。
- 01「シーン」の+
用途が分かる名前を付けます。
- 02「ソース」の+
映したいものを追加します。
- 03順番を確認
上にあるソースほど手前に映ります。
配信で映したいものを追加する
「ソース」の+を押し、映したい内容に合う項目を選びます。最初から全部使う必要はありません。
映像キャプチャデバイス
Webカメラや接続したカメラの映像を追加します。
ウィンドウキャプチャ
ブラウザや資料など、選んだアプリの画面を映します。
画面キャプチャ
ディスプレイ全体を共有します。通知や個人情報に注意します。
画像・テキスト・ブラウザ
背景、タイトル、コメント欄などを追加するときに使います。
ソースの重なり順と配置を理解する
OBSのソースは、透明なシートを下から一枚ずつ重ねるように表示されます。この仕組みを理解すると、「追加したのに映らない」を自分で直せます。
ソース一覧の上ほど、配信画面では手前
透明な部分からは下のソースが見えます。画面全体を覆う背景を一番上へ置くと、その下のカメラや文字は隠れます。
上=手前 / 下=奥背景の上にカメラ、その上に文字が見えます。
背景が全面を覆うため、下のソースが隠れます。
ソース一覧で対象を選び、▲ボタンまたはドラッグで上へ動かします。
目が閉じているソースは、順番が正しくても画面に表示されません。
位置と大きさが決まったソースをロックし、誤操作を防ぎます。
選択枠を使って、移動・拡大縮小・切り抜きを行う
枠の内側をドラッグ
人物を含むソース全体がそのまま動きます。縦横比や大きさは変わりません。
四隅のハンドルをドラッグ
枠と人物が同じ比率のまま小さく、または大きくなります。基本は四隅から調整します。
横や縦の端だけをドラッグしない
人物まで横長・縦長に変形し、アスペクト比が崩れます。
キーを押しながら端をドラッグ
人物の半分や不要な余白を隠しても、残った部分の形や大きさは変わりません。
マイクと配信で流す音を確認する
音声ミキサーのメーターを見ながら、「自分の声」と「配信で流す音」を別々に確認します。
設定 → 音声で、実際に使うマイクを指定します。
話すとメーターが動く動画・ゲーム・通話など、配信で流す音を再生します。
再生するとメーターが動く普通に話した声が、ほかの音に埋もれない音量へ整えます。
声が主役マイクフィルターで声を聞きやすくする
音声ミキサーのマイクから「フィルタ」を開きます。フィルターは一覧の上から順番に音を処理するため、追加する順番が重要です。
ノイズ抑制
- おすすめ方式
- RNNoise
- 軽さ優先
- Speex
エアコンやPCファンなど、一定の背景ノイズを弱めます。
ノイズゲート
- 閉鎖しきい値
- -32 dB
- 開放しきい値
- -26 dB
語尾が切れる場合は、しきい値を少し下げます。
コンプレッサー
- 基本の比率
- 4:1
- 自然さ重視
- 2:1
- しきい値
- -18 dB
大きすぎる声を抑え、小声と大声の差を中央寄りに圧縮して聞きやすくします。
リミッター
- しきい値
- -6 dB
- リリース
- 60 ms
突然の大声が上限を超えるのを抑え、音割れを防ぎます。
コンプレッサーを2:1へ弱める、または外す
小声と大声の違いを大きく見せたい配信では、圧縮を弱めると驚きや笑いの勢いを残せます。
雑談・ゲーム配信のリミッターは任意
ホラーゲームで驚いた声など、音割れするほどのリアクションがおもしろくなる場合もあります。録音を聞いて好みで選びます。
歌配信・ASMR配信
音割れを避けたい歌やASMRでは、リミッターを一番下へ追加します。セリフ配信など大きな声を扱う場合にもおすすめです。
解像度とフレームレートを決める
設定 → 映像で、配信画面の大きさと動きの滑らかさを決めます。迷ったら負荷の軽い設定から始めます。
1920×1080・30 FPS
雑談、講座、手元配信など、動きが少ない配信で画質と負荷を両立しやすい設定です。
1920×1080・60 FPS
動きの速い映像を滑らかに見せたい場合に選びます。PCと通信の負荷が高くなります。
1280×720・30 FPS
映像がカクつく、録画が止まる場合に試しやすい軽量設定です。
本番前に1分だけ録画する
配信を始める前に「録画開始」で映像と音を自分だけで確認します。映像・声・配信音を同時に試します。
録画が途中で止まっても、ファイル全体が壊れにくい形式です。
- 設定 → 出力 → 録画形式を「MKV」
- 「録画開始」を押して1分話す
- 映像を動かし、配信で使う音も鳴らす
- 録画を止め、最初から最後まで再生する
読み上げ・初見リスナー・名前を管理するなら「わんコメ」
コメントを音声で読み上げたい、初見か再訪かを確認したい、リスナーの呼び名やメモを残したい場合は、配信者向けコメントアプリ「わんコメ」がおすすめです。OBSと組み合わせると、コメントの取得・読み上げ・画面表示・リスナー管理を一つの流れにまとめられます。
外部の読み上げソフトを追加しなくても、Windows・macOSの音声で新着コメントを読み上げられます。
リスナー記録を残すと、過去のコメント数や最終コメント日時、再訪ラベルを確認できます。
アカウント名とは別のニックネームや、その人について覚えておきたいメモを登録できます。
わんコメをOBSと一緒に使える状態にする
公式ページでOSを選んでインストール
利用規約とプライバシーポリシーを確認し、WindowsまたはmacOSを選びます。インストール後にわんコメを起動します。
配信の視聴URLを貼り付けて接続
配信サイトで視聴者が開く配信URLをコピーし、わんコメの「視聴URL」へ貼り付けます。サイトごとに対応するURLの形が違うため、下の形式と見比べてから接続します。

配信サイトごとに「視聴URL」へ入れる形
[LiveId]、[UserID]、[USERNAME]の部分は、自分の配信URLに含まれる文字へ置き換わります。迷った場合は、配信者用の管理画面ではなく、リスナーが実際に見る配信ページを開いてアドレス欄からコピーしてください。
youtube.com/watch?v=[LiveId]youtube.com/live/[LiveId]youtu.be/[LiveId]twitch.tv/[UserID]Twitchで自分のチャンネルを開き、アドレス欄のURLをそのまま使います。
twitcasting.tv/[UserID]ライブ履歴や管理画面ではなく、視聴者が開く配信者ページのURLを使います。
tiktok.com/@[USERNAME]/liveコメントを取得するには、わんコメ側でもTikTokへログインしておく必要があります。
最初にURLの形を確認する
接続できない原因として多いのが、管理画面やプロフィール編集画面など、わんコメが対応していないURLを貼っているケースです。いったん「接続」をOFFにし、上の形式に合う視聴URLへ入れ直してからONにします。「接続しました」と表示されたら接続完了です。
読み上げをONにして、声を聞きやすく調整
登録した配信枠の「読み上げ」をONにします。右上メニュー → 設定 →「読み上げ」で、ボイス、音量、速度、ピッチ、読み上げる文字数、投稿者名を読むかを調整します。長い名前やコメントは文字数を制限すると、配信の会話を邪魔しにくくなります。

「リスナー記録」をONにして初見・再訪を見分ける
配信枠の「リスナー記録」をONにしてから接続すると、コメント数やギフト数などが配信をまたいで蓄積されます。記録が残っている人が次の配信で初めてコメントすると再訪ラベルや前回からの期間を確認できます。
リスナー名をクリックしてニックネーム・メモを登録
下部メニューの「リスナーリスト」を開き、対象のリスナー名をクリックします。ニックネームは画面表示や読み上げにも使えます。メモにはゲーム内の名前、呼び方、参加企画で覚えておきたい内容などを簡潔に残せます。
テンプレートをドラッグしてOBSへコメント欄を追加
わんコメ右上メニュー →「テンプレート」を開き、使いたいデザインの「ここをドラッグしてOBSに入れる」をOBSのソース欄へドラッグ&ドロップします。OBSにはブラウザソースとして追加されるため、幅・高さ・位置を配信画面に合わせます。
ずんだもんなどの声で読み上げるならVOICEVOXを追加
通常の読み上げはわんコメだけでも使えます。ずんだもんをはじめ、30以上のキャラクターと、キャラクターごとに用意された声の雰囲気(スタイル)から読み上げ音声を選びたい場合に追加してください。
VOICEVOXをインストールして起動
公式サイトで自分のOSに合うものを選び、インストールします。わんコメと連携するときはVOICEVOXを起動したままにします。
わんコメでVOICEVOX連携を有効化
わんコメ右上の「…」→「連携」→「VOICEVOX」を開き、「有効化」をONにします。声の一覧が表示されない場合は、VOICEVOXが起動していることを確認して再読み込みします。

30以上のキャラクターと声の雰囲気から選ぶ
「読み上げボイス」から、ずんだもんなど使いたいキャラクターを選びます。同じキャラクターにも「ノーマル」「あまあま」「ツンツン」など複数のスタイルがあり、配信の雰囲気に合う声へ切り替えられます。

長いコメントを自動で速く読み、読み上げの渋滞を減らす
「自動速度調整」をONにすると、コメントの長さに応じて読み上げが速くなります。「加速文字数」で速度を上げる間隔を決め、「加速係数」を大きくするほど、その文字数ごとの速度上昇が大きくなります。
- 加速文字数
- 何文字ごとに速度を上げるか
- 加速係数
- 大きくするほど加速が強くなる

接続テストをして録画で聞き比べる
「接続テスト」で声が出ることを確認し、読み上げボリューム・速度・ピッチ・イントネーションを調整します。最後にOBSで短く録画し、自分の声やゲーム音を邪魔しない音量になっているか確認します。
コメントテスターで、表示と読み上げを同時確認
右上メニュー →「コメントテスター」を開いてテストコメントを送信します。OBSへコメントが表示され、読み上げ音声も聞こえることを確認してください。
- OBSでコメント欄が見切れていない
- 読み上げの音量が自分の声を邪魔しない
- OBSのテスト録画にも読み上げ音声が入る
- ニックネームを設定した人は希望した名前で表示・読み上げされる
映らない・音が出ない・重いとき
一度に全部変えず、症状に合う項目を上から一つずつ確認します。
カメラや共有画面が映らない
- ソース横の目のマークがONか確認
- ソースのプロパティで対象を選び直す
- OSの設定で画面収録・カメラの権限を許可
- OBSと対象アプリを再起動
マイクのメーターが動かない
- マイク本体のミュートを解除
- 設定 → 音声でマイクを選び直す
- OSのマイク権限を確認
- 別のアプリがマイクを占有していないか確認
映像や録画がカクつく
- 不要なアプリとブラウザタブを閉じる
- 60 FPSから30 FPSへ下げる
- 1920×1080から1280×720へ下げる
- 録画して改善したか確認
音が二重・反響して聞こえる
- 同じ音を複数のソースで取り込んでいないか確認
- 不要な音声ソースをミュート
- スピーカーではなくイヤホンで確認